米ボーイング:異議申し立てを「真剣に検討」-給油機の受注競争敗北で

米航空機・防衛機器大手の米ボーイングは8 日、350億ドル(約3兆5800億円)相当の空中給油機の契約を受注できなか ったことについて、異議申し立てを週末に「真剣に検討」する方針を示した。 米空軍の説明を受け、同社は入札の過程に「大きな懸念」が残ったとしている。

米空軍が2月29日に最大179機の空中給油機の発注先を、ボーイングと 競合する米防衛大手ノースロップ・グラマンと同社提携先の欧州の航空宇宙業 界最大手EADSに決めたことに関する説明を求め、ボーイングの複数の幹部 は7日、空軍当局者と会談した。1日をかけた米空軍側の説明を受け、同社は 週明けに公式な抗議を提出するかどうか決める意向だ。

受注獲得の可能性が最も高いとみられていたボーイングは、空軍の要求と 発注先の選択に実際に用いられた基準との間に「隔たり」があったかどうかを 見極めたいとしている。米国防総省はエアバスの「A330」を基にしたノースロ ップとEADSの航空機の方がボーイング製より性能が優れており、納税者に 対してより高い価値を提供していると主張した。

ボーイングが5日以内に抗議を申し入れた場合、発注は自動的に延期とな る。案件打ち切りとならないためには、米政府監査院(GAO)は10日以内に 異議申し立てを受け取ることが必要となる。受け取り後の100日間で、GAO は申し立てが有効かどうかを決め、有効な場合は解決策を提示する。

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