欧州債:10年債は3日続伸、利回り3.73%-株安や景気減速懸念で

欧州国債市場では、ドイツ10年債相場が3 営業日連続で上昇した。株安を背景に安全投資としての国債需要が高まったのに 加え、ユーロ上昇で景気鈍化への懸念が広がった。

信用市場に関連した損失拡大への懸念で高利回り資産への投資を手控える動 きが広がるとともに、欧州の社債保有リスクが上昇したことを受け、ドイツ10 年債利回りは過去1年余りでの最低に押し下げられた。米金融当局が来週、リセ ッション(景気後退)回避に向けて政策金利を0.75ポイント引き下げるとの見 方が広がるなか、ユーロはドルに対して上昇した。

野村インターナショナルの欧州金利戦略責任者、チャールズ・ディーベル氏 (ロンドン在勤)は「システマティックな問題が増幅している」と指摘し、「信 頼感に関する問題はますます悪化している」と語った。

10年債利回りはロンドン時間午後4時15分までに、前週末比6ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)下げ3.73%と、2006年12月以来の低水準とな った。ディーベル氏は10年債利回りは年内に2.75%まで低下するとみている。 同国債(2018年1月償還、表面利回り4%)価格は0.51ポイント上げ102.23。

2年債利回りは同9bp下げ3.18%。2年債に対する10年債の上乗せ利回 りは、ここ2カ月で最小の幅から3bp拡大し55bpとなった。

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