英スタンダード銀:日本の富裕層業務強化、中東で邦銀提携に意欲(2)

英スタンダードチャータード銀行の在日総支 配人のパトリック・ジロ氏は10日午後都内で記者会見し、店舗網拡充などを通じ て日本での個人富裕層向け事業を強化する方針を明らかにした。一方、法人業務 では、原油価格の高騰で潤うドバイなど中東地域に進出する邦銀との提携に意欲 を示した。

ジロ氏は会見で「日本の富裕層向け市場は今後20年先も有望なマーケットで あり続ける」と指摘した上で「ネットワークの拡大は検討している」と述べた。 同行は東京の2支店の従業員数を過去4年で2倍の270人前後に増やし、2005年 7月から日本の富裕層向けに金融商品を販売している。

日本では1500兆円に上る個人金融資産や今後数年の大量退職で市場に流入す る数十兆円規模の退職金獲得を目指し、英HSBCや米シティグループも拠点網 の拡大方針を打ち出している。

また、ジロ氏は法人業務について、大手邦銀がドバイに相次いで進出してい ることに触れ「協力体制を組むことも機会としては考えられる」と語り、提携関 係構築を視野に入れていることを明らかにした。同行はアジア、アフリカ、中東 地域で総収益の9割以上を稼ぎ出すなど同地域に強みを持っている。

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