アジア株:下落、米リセッション懸念で-マレーシア株は選挙後に急落

10日のアジア株式相場は下落。鉱業株や 自動車株が下げを主導し、MSCIアジア太平洋指数は7週間ぶり低水準に落 ち込んでいる。7日発表された2月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予 想に反して減少したことから、米経済がリセッション(景気後退)入りしてい るとの懸念が強まった。

トヨタ自動車が安い。米金融当局が追加利下げを実施するとの観測を背景 に、円が対ドルで8年ぶり高値に上昇したことが嫌気された。資源大手の豪B HPビリトンは、金属の需要が縮小するとの懸念から値下がりしている。マレ ーシア市場のクアラルンプール総合指数は、1998年以来で最大の下落。週末に 行われた同国下院選挙で、与党が定数の3分の2を維持できなかったことが売 り材料となっている。

トラスト(シドニー)の運用担当者スティーブン・マーシュ氏は「市場心 理は恐らく最悪のところまできている」と指摘。「誰もが米国がリセッション 入りすると考えており、それを証明するデータが得られつつある」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後1時37分現在、前週末比1.7% 安の137.19。このままいけば、終値は1月22日以来の安値になりそうだ。日 経平均株価は同1.7%安。この日取引が行われているアジア太平洋各地の株価 指数は軒並み下落している。

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