首相:日銀総裁人事、再提出する考えはない-武藤氏がベスト(2)

福田康夫首相は10日昼、日本銀行の武藤敏 郎副総裁を総裁に昇格させる人事案に民主党など野党側が反対する姿勢を示 していることについて「ベストと思って出しており、新しい人事案を出すという考え はない」と述べ、あくまでも政府案の同意を求めていく考えを強調した。首相官 邸で記者団に語った。

また、首相は「国会でどうなるか全然分からないが、おそらく理解を得られると 思うので再提出なんていう必要はない」とも指摘。こうした見通しを示す根拠につ いては「ほかにいい案があるのか。総裁、副総裁、1人1人取ってみても、これ 以上の人はいない。こんなバランスの取れた、いいチームはない」と説明した。

野党が多数派を占める参院で不同意となった場合の対応については「どう対 応するかと言われても困る。わたしどもは今の経済、世界の金融情勢などを考え て、一番いい体制ではないかと自信を持って提案した。今後の日本の経済運営 に万全を尽くすということで理解を得たい」と語った。

事態を打開するために民主党の小沢一郎代表との党首会談を行う可能性に ついては「必要あればやるが、状況次第だ」と述べた。

これに先立ち、町村信孝官房長官は同日午前の記者会見で、「幹事長会談 などいろいろなレベルの話し合い、必要なら党首会談があってもいい。いろいろ な方法で理解を得るよう努力をしていきたい」と述べ、民主など野党側の同意取 り付けに取り組む方針を示した。

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