英国債:2年債上昇、10年債との利回り差拡大-利下げとインフレ観測

英国債市場では、2年債利回りが2003年7 月以来の低水準に低下した。これにより、2年債に対する10年債の上乗せ利回 りは拡大し、4年半ぶりの最大の幅となった。イングランド銀行が景気下支えに 向けて利下げを実施すれば、インフレが加速するとの観測が広がった。

10日発表の英生産者物価指数で、出荷価格が前年同月比で1991年来の高い 伸びを示した。インフレにより敏感に反応する10年債利回りは6週ぶり低水準 からやや戻した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の債券ストラテジスト(ロンド ン在勤)、リチャード・マクガイアー氏は、「利下げの公算が大きいことから、 短期債相場にはまだ若干上昇の余地がある」と述べた。10年債相場に関しては 「インフレ懸念を考慮すると大幅上昇は難しい」との見方を示した。

2年債利回りは3営業日連続で続伸し、ロンドン時間午後4時25分までに 前週末比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ3.67%となった。 同国債(2009年12月償還、表面利回り5.75%)価格は0.12ポイント上げ

103.47。

10年債利回りは2bp下げ4.29%となった。前週末は一時、1月22日以来 の低水準となる4.27%まで低下した。2年債と10年債の利回り格差は5bp拡 大し62bpと、03年7月31日以降で最大となった。1週間前は39bpだった。

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