米財務長官:住宅不況克服は「時間かかる」-強いドルは国益にかなう

ポールソン米財務長官は7日、カリフォルニ ア州のスタンフォード大学で講演し、住宅不況克服には「時間がかかる」との見 通しを示す一方で、ドルが米経済の長期的なファンダメンタルズ(基礎的諸条件) を反映することに自信を示した。

ポールソン財務長官は「過去数週間に見てきたすべての住宅関連データは、 調整終了までには時間がかかるとしてきた各種見通しが恐らく正しいことを示 している」と述べ、住宅調整が経済に対する「最大の下振れリスクの原因であり 続けている」と語った。一方で、米経済は「構造的に健全だ」とも説明した。

また財務長官は聴衆から受けた為替介入に関する質問に対し、「強いドルが いかに重要かは認識しており、強いドルは国益だ」と強調。「米国は現在、いく らか困難な状況に直面しているが、長期的なファンダメンタルズは強い。従って、 それが為替市場に反映されることに自信がある」と続けた。

ドルはユーロに対して4週連続で下落し、米国株式市場ではこの日、S&P 500種株価指数が2006年8月以来の安値まで下げた。ダウ工業株30種平均も

1.2%安。

ポールソン財務長官はリスクの再評価が進むに連れ、市場は安定するとの見 通しを示した。長官は金融機関で働いていたころにも市場の「地合いが時折、か なり激しく揺れ動いた」と指摘。「現在もその現象が起きている」と述べた。

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