ダラス連銀総裁:信用市場が当局動かすと限らず-緊急利下げ期待に水

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は7日、資 金調達コストの上昇に対応して米金融当局が1月と同様の急激な利下げを実施す ることや、緊急会合を開くことを期待するべきではないと投資家に釘を刺した。

フィッシャー総裁はパリでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応 じ、1月に「当局は非常に短期間に周到な行動を取った」が、だからといって「市 場は当局がそのような対応を続けると期待するべきではない」と語った。

フィッシャー総裁はまた、米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月18日に 予定される次回定例会合前に緊急利下げを実施するとの観測にも水を差した。政 府支援機関(GSE)の保証付き住宅ローン担保証券(MBS)のスプレッド(米 国債との利回り格差)は6日、22年ぶり高水準となった。クレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)を使った社債の保証コストも過去最高となった。

同総裁は「信用市場における昨日のような大きな動きだけを理由に、われわ れがその対応として突然FOMC会合を開き唐突にフェデラルファンド(FF) 金利の誘導目標を変更するとは考えないように忠告する」として、「当局はその ようなやり方はしない」と言明した。

フィッシャー総裁は同時に、信用市場の波乱は「必要な過程を経過しなくて はならない」として、「当局が新しい情報に対して直ちに反応することには危険 がある」が、「もちろん、当局はすべての情報をできる限り詳細に考慮している」 と述べた。

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