米ダラス連銀総裁:商品相場上昇の長期化でインフレ予想困難に(2)

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は7日、 「執拗な」商品相場上昇によって、中央銀行当局者が正確にインフレ率を予測 することが難しくなったとの見方を示した。

同総裁はパリでの講演で、「商品相場上昇が長引き、そうした流れが早急に 反転しないという事実は、コアインフレ率という伝統的な尺度に厳しい疑問を 投げ掛けている」と指摘。さらに、「これによって、中銀当局者がインフレ統計 の中でシグナルとノイズをえり分けることの難しさも増している」と語った。

今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つフィッシャー総 裁は、金利の方向についてはコメントを控えた。

フィッシャー総裁はインフレに関し、「短期的にとどまる公算のある圧力に 対して中銀当局者が直ちに反応することは間違いだろう」として、「中銀当局者 が常に安定した政策運営を図り、事象に過敏に反応した対応を避けることを望 む」と述べた。

また、経済の「グローバル化は、米国やその他の国・地域の中銀が適切な 時間をかけてインフレを制御する能力を弱めるものではない」が、「当局の仕事 を難しくし、より慎重な金融政策の実施を迫ることは確かだ」との見解を示し た。

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