米サンフランシスコ連銀総裁:インフレ期待を軽視すべきでない(3)

米サンフランシスコ連銀のイエレン総裁は 7日、金融政策に携わる当局者はインフレ期待を軽視すべきではないとの認識 を示した上で、米住宅不況に伴う景気の「下振れ」リスクがあると指摘した。

イエレン総裁はパリでの講演向けに用意した原稿で、「米経済は特に、住 宅バブルの解消と金融市場の混乱に伴う下振れリスクにさらされている」と言 及。最近のインフレ統計は「期待外れだ」とも述べた。

米金融当局者らは、インフレ加速懸念に比べ、景気減速への対応を重視して いる。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は先週、インフレが加 速しているにもかかわらず、追加利下げの用意があることを示唆した。ニューヨ ーク連銀のガイトナー総裁は6日、政策金利について、「当面」低い水準で維持 する必要があるかもしれないと述べた。

イエレン総裁は、米雇用市場での非稼働増加が、インフレの「下振れ圧力」 になる可能性があるとしたものの、「米金融当局は当然、インフレ期待が引き続 きしっかりと抑制されることを当然視することはできない」と語った。

また「インフレと雇用双方に対するこの不愉快なリスクの組み合わせこそ、 米連邦公開市場委員会(FOMC)が今後金融政策の適切な方針を判断するなか、 バランスを取らなければならないことだ」指摘した。

同総裁は、最近のインフレ統計が「確かに期待外れであり、この落胆の原因 は主に世界的な強い逆風だ」との認識を示した。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara  +81-3-3201-3761 fkasahara@bloomberg.net  Editor:Akiko Kobari 東京 森 茂生 Shigeki Mori +81-3-3201-3843 smori1@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Vivien Lou Chen in San Francisco at +1-415-617-7078 or vchen1@bloomberg.net; Scott Lanman in Paris at +1-646-334-2368 or slanman@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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