米アムバック:普通株売却などで15億ドルを調達-格付け維持目指す

「AAA」格付け維持のため増資を模索する米 金融保証会社(モノライン)大手アムバック・ファイナンシャル・グループは6 日、普通株とエクイティユニットの売却で15億ドル(約1540億円)を調達した。

アムバックは普通株1株当たり6.75ドルで1億8520万株を発行、12億 5000万ドルを調達した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによれば、 これは6日のアムバックの終値(7.42ドル)を9%下回る価格。また関係者に よれば、同社は2011年に株式に転換されるエクイティユニットを売却し、2億 5000万ドルを集めた。

アムバックは、約5560億ドル相当の地方債と証券化商品を裏付けている 「AAA」格付けの維持のため、資本増強に全力を傾けている。格付け会社のム ーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S &P)は株式売却後、アムバックの格付けを維持する可能性を示唆していた。

ヘッジファンド、サンノ・ポイント・キャピタル・マネジメントのアナリ スト、ピーター・プラウト氏は普通株売却前に、「アムバックの今回の資本調達 によって短期的には格付けは維持されるかもしれないが、評価額引き下げや資本 の減損が今後も続く見通しは、これが最高格付けの業界ではないことを明らかに 示している」と指摘した。

クレディ・スイス・グループとシティグループ、バンク・オブ・アメリカ (BOA)、UBSが発行を引き受けた。アムバックの株価は昨年5月以来95% 下落しており、6日終値に基づいた時価総額はおよそ7億5400万ドル。

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