ユニー株が反落、子会社不振で業績下方修正懸念-さが美は赤字拡大へ

中部地方を地盤に総合小売業のチェーン店 を展開するユニーの株価が反落。前日比42円(5.1%)安の779円で午前の取引 を終えた。連結子会社できもの販売を手掛けるさが美が6日、リストラ費用な どで前期(08年2月期)赤字が計画より拡大したもよう、と発表した。ユニー は業績への影響について、明らかになり次第発表するとしているが、鈴丹など 他の子会社の業績も低迷しており、下方修正懸念が高まっている。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、さが美の業績予想の下方 修正により「親会社ユニーの業績悪化を懸念した売りが出やすい」と話した。

さが美の前期連結純損失は119億9000万円と、従来予想から34億9000万 円拡大したもよう。前の期は51億6500万円の赤字だった。人員削減や店舗閉 鎖といった構造改革引当金の損失計上が要因。また、さが美の全額出資子会社 で呉服・毛皮販売を手掛ける「すずのき」は業績が悪化しており、営業の全て を譲渡して清算することにした。これに伴い関連会社整理損失も発生する。

子会社は軒並み不振-鈴丹、パレモも

ユニーの専門店子会社は業績悪化が著しい。婦人服専門店チェーンを展開 する鈴丹は1月、08年2月期の業績予想を下方修正した。下方修正は4度目で、 連結純損益は従来の5000万円の黒字から2億3500万円の赤字に変更した。ま た、ティーンズ、ヤングミセスを中心とした婦人服の販売を行うパレモでは、 08年2月期の既存店売上高が前の期比10%減と大幅に落ち込んだ。

子会社の業績が軒並み不振となるなか、ユニーは07年12月の第3四半期 (07年3-11月)業績発表時に通期業績予想を下方修正して以降、予想を変更 していない。

さが美は再建計画進め今期黒字化を計画

さが美は6日発表の再建計画のなかで、200人程度の人員削減と給与カット で年13億円程度の経費削減を見込んでおり、09年2月期の単独業績は黒字化す るとしている。計画最終年度の11年2月期の純利益目標は4600万円。業績回 復見通しが打ち出されたことで、株価は4円(3.2%)高の128円と反発して午 前の取引を終了した。

ただ、「人員削減など抜本的なリストラに着手したものの、少子化により 成人式で着物を着る人が減少するとみられ収益環境は厳しい。業績が回復する かを見極める必要がある」(井原氏)と慎重な見方は根強い。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE