福田首相:次期日銀総裁、財務省出身者でも独立性維持は可能(2)

福田康夫首相は6日夜、政府が7日に国会に 提示する日本銀行の福井俊彦総裁の後任に財務出身者が就任しても政府からの 独立性の維持は可能との認識を明らかにした。首相官邸で記者団に語った。

次期総裁には財務事務次官出身の武藤敏郎副総裁が本命と目されているが、 民主党は財政政策と金融政策を分離する「財金分離」の観点から反対している 議員も少なくない。

首相は財務省出身者を起用することで財金分離と政府からの独立性が維持 できるかどうかについて聞かれ、「人物によるのではないか。どういう出身であ ろうが、立派に職を遂行できるかどうかということだ」と述べた。武藤氏起用 の可能性について直接、言及はしなかった。

日銀総裁の資質について首相は「金融の総本山の総裁の職にふさわしい人 格、識見、経験、金融知識、同時に国際的な場で活躍できる人がふさわしい」 と指摘した。

一方、野党が多数派を占める参院で否決されて日銀総裁に空席が生じるリ スクに関しては「空白は一日たりとも許されない。そういうことを前提に国会 で決めてくださると考えている」と述べ、野党側に理解を求めた。民主党の小 沢一郎代表との党首会談については「必要ならば、喜んで会談を求めるという ことも当然ある」と述べ、場合によっては要請する考えも示した。

空白が回避された場合の日本の国際的信用との関係については「それはそ れにこしたことはない。空白がない方が当然だ」と語った。

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