豪ドル:続落、キャリー取引巻き戻しの動き-リスク回避志向高まる

7日の外国為替市場では、オーストラリア・ ドルが続落。米国の住宅不況が深刻化の兆しをみせるなか、投資家の間では低金 利の円を借りて高利回り通貨に投資するキャリートレードに巻き戻しの動きが広 がっている。

豪ドルは円に対し、4週間ぶり安値付近での取引となっている。6日発表さ れたところによると、米国では住宅ローンの延滞に伴う住宅差し押さえが2007 年末時点で過去最高水準となった。これを受けて、キャリートレード巻き戻しの 動きが加速した。豪ドルは米ドルに対しても下落。米S&P500種株価指数が1 年半ぶり安値となるなか、投資家は高利回り国の資産を敬遠する動きを見せてい る。

ナショナル・オーストラリア銀行の為替ストラテジスト、ジョン・キリアコ ポロス氏(シドニー在勤)は「リスク回避姿勢の高まりが、きょうは豪ドルに対 する下押し圧力となり得る」と指摘。「アジアの株式相場の下落が重なれば、借 入金で投資を行っている投機家にとっては間違いなく、豪ドルのような高利回り 通貨を売る動機となろう」と語った。

豪ドルはシドニー時間午前9時21分(日本時間同7時21分)現在、1豪 ドル=94円85銭。アジア時間前日遅くは96円69銭だった。対米ドルでは、1 豪ドル=0.9250米ドル(アジア時間前日遅くは0.9348米ドル)。

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