ECB総裁:米国の強いドル政策を注視-ユーロ高懸念には言及せず

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は 6日、フランクフルトでの記者会見で、米国の「強いドル政策」を注視してい る姿勢を示したが、ユーロ上昇に対する懸念を表明することは避けた。

トリシェ総裁は、ECBの定例政策委員会後に開かれた会見で、「米大統 領や米財務長官などの当局者が大西洋の向こう側で繰り返している、強いドル が米国の国益だという発言を強い関心を持って留意している」と語った。

トリシェ総裁の発言後、対ドルでのユーロは一時、最高値の1ユーロ=

1.5359ドルまで上昇した。過去1カ月間でユーロは対ドルで5%上昇した。サ ルコジ仏大統領含め複数の政治家が、ユーロ高は輸出コストの上昇につながる ことから欧州経済に「ショックを与える」と述べている。