米アムバックの普通株発行:銀行の支援確約なく一部投資家の失望招く

「AAA」格付け維持のため増資を模索する米 金融保証会社(モノライン)大手アムバック・ファイナンシャル・グループは5 日、発行済み株式とほぼ同数の10億ドル(約1040億円)相当の普通株と、2011 年に株式に転換されるエクイティユニット5億ドル相当を発行する資本増強計画 を明らかにした。

投資家は、銀行団が最大30億ドルの資本増強を支援すると期待していたが、 実際はその半分を、既存株の価値の希薄化につながりかねない今回発表の計画で 賄うことになった。これを受け、5日の米株式市場でアムバックは19%安とな った。

モーニングスターの保険アナリスト、ジム・ライアン氏は、「今回の増資は、 既存株の価値を著しく希薄化する」と指摘。「市場は少なくとも支援があると期 待していた」と説明した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによれば、クレディ・スイス・ グループとシティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BOA)、UBSが引き 受ける普通株の発行は、米東部時間6日夜に実施される予定。

オッペンハイマー・キャピタルの投資責任者、コリン・グリンスマン氏は、 株主が「通常の普通株発行ではなく、取引会社などからの慎重に計画された出資 といったもっと工夫を凝らした方策を期待していた」と語った。

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