中国人民銀は金融政策を「微調整」も-景気過熱リスクを強調(2)

中国当局者は6日、景気過熱懸念を強調し、 2008年は金融引き締め政策を実施する意向をあらためて示した上で、必要に応 じて「微調整」を行う可能性があることを明らかにした。

中国人民銀行は北京での記者会見に先立ち発表した資料で、マクロ経済統 制強化のため金利や為替、財政の各政策を連携させるとの方針を示した。

温家宝首相は5日、11年ぶりの高水準にあるインフレと景気過熱が中国経 済の主要なリスクだと述べた。また、米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン危機と商品相場の上昇による世界的な「不透明感」に対しても 警告を発した。

中国国家発展改革委員会(発改委)の馬凱主任は、記者団に対し、中国経 済が過剰流動性と過剰投資に直面していると発言した。ロイター通信は5日、 匿名の関係者2人の話として、貿易黒字に伴い中国の金融システムには豊富な 資金が流入しており、1月末時点での外貨準備高は過去最高の1兆5900億ドル (約165兆2000億円)に増加したと報じている。

馬主任は「過剰流動性は世界的な問題で、国際収支改善への取り組みは長 い道のりになるだろう」と述べた。

同主任はまた、経済の急速な成長で、無分別な固定資産投資を有効に抑制 することが困難になっていると指摘した。

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