UBSの評価損見積もり上げ、資産「投げ売り」のもよう-JPモルガン

JPモルガン・チェースは6日、スイスの UBSが保有するプライムAlt-Aローン資産、250億スイス・フラン(約 2兆5000億円)相当を「投げ売りした可能性が高い」として、「信用危機」 に絡むUBSの評価損見積もりを185億フランに引き上げた。

JPモルガンはまた、UBSが今年、無配に転落するとの予想を示すとと もに、同社の株価予想を55フランと、従来の56フランから下方修正した。

キアン・アボホセイン氏らJPモルガンのアナリストは6日付のリポート で、UBSが保有資産を「売却した可能性は非常に高いと思われる」とした上 で、「UBSはバランスシートを整理するため、仕組み信用商品の保有を積極 的に減らす考えだと思われる」と説明した。

JPモルガンは、下落した価格での資産売却により、UBSの評価損が従 来見積もりの150億フランからさらに35億フラン増えたと見積もっている。

アボホセイン氏は「UBSは、世界の銀行システム内での秩序ある資産売 却中心から、投げ売りの方向に戦略のかじを切った」として、「UBSの行動 は信用市場の資産価格に表れている」と指摘した。

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