エクアドルとコロンビア:国境地帯での緊張解決に向けて歩み寄り

コロンビアが1日、同国左翼ゲリラ指導者殺 害のため、エクアドル領内に越境攻撃を行ったことに端を発した両国の危機は 5日、解決に向けた歩み寄りが見られた。

コロンビアとエクアドルは、この越境攻撃の調査の枠組みに関して合意に 達し、米州機構(OAS)がこれを承認したことから、コロンビアは公式な非 難を免れることになった。

エクアドルのサルバドル外相は「エクアドルはいかなる暴力も否定する平 和国家だ」と述べた。その一方で、コロンビアとの状況はなお「深刻」であり、 問題は1日では解決しないとも強調した。

両国の合意は、OASのインスルサ事務総長に対し越境攻撃調査のための 委員会設置と、その結果を検討するための外相会議の開催を要請している。こ れにより、同地域の緊張が落ち着く可能性もある。

コロンビアの越境攻撃をめぐっては、ベネズエラのチャベス大統領がコレ ア・エクアドル大統領への支援を表明。戦争のリスクがあるとしてコロンビア 国境地帯に戦車部隊を派遣するなどの動きに出た。チャベス大統領はコロンビ アの攻撃に関し「米帝国」に責任があると主張していたが、同大統領は5日、 ベネズエラは「平和的」な国であり、戦争は望まないとの考えを示した。

ベネズエラは米国への原油供給国として第4位で、石油輸出国機構(OP EC)加盟国。

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