日本株は上昇、輸出や商社中心に高い-景気や円高に過度の警戒和らぐ

朝方の東京株式相場は上昇。米国経済指標 の一段の悪化や為替相場における急速な円高進行に対する過度の不安が和らぎ、 トヨタ自動車やソニーなど輸出関連株中心に見直し買いが入っている。原油最 高値など商品市況の上昇を背景として、売買代金首位の三菱商事は3日続伸し、 住友金属鉱山も反発。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、 「外部環境改善からきょうは日経平均が終値で1万3000円が維持できるかが ポイント」とし、取引時間中の為替動向が注目されるとしていた。

午前9時17分時点の日経平均株価は前日比108円51銭(0.8%)高の1 万3080円57銭、TOPIXは10.81ポイント(0.8%)高の1274.72。東証1 部の売買高は概算で1億8353万株。値上がり銘柄数は1237、値下がり銘柄数 は274。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が30、値下がり業種が 3。輸送用機器、電気機器、卸売、銀行、その他製品、機械が高い。半面、電 気・ガス、医薬品、空運は安い。

円高一服、ISM非製造業は予想上回る

5日のニューヨーク外国為替市場では、円がユーロやドルに対して下落し た。原油相場が過去最高値を付けたことで商品輸出国の株価が上昇するとの見 方が強まり、高利回り資産への需要が高まった。対ドルでは104円台まで円が 下げた。

また、米供給管理協会(ISM)が5日発表した2月の非製造業総合景況 指数は49.3と、1月の44.6から上昇した。ブルームバーグがまとめた予想は

47.3。景気低迷が続いているものの、1月の結果ほど足元は厳しくはないこと が確認された。円高や景気に対する過度の不安がいったん和らぎ、輸出関連株 は買いが先行している。

小森が上昇、電気・ガス株下げ

個別に材料が出た銘柄では、発行済み株式の割合2.85%に相当する自己株 の消却を決議した小森コーポレーション、発行済株式総数の割合2.22%に相当 する自己株取得を決議したオークワがともに上昇。アラブ首長国連邦(UA E)のドバイなど中東やロシアへの出店を検討していると6日付の産経新聞朝 刊が報じた良品計画は小幅高。

半面、きょう取引時間中に業績見通しを発表する予定の新日本製鉄と日新 製鋼がともに業績警戒から軟調。原油最高値によるコスト増加懸念で、東京電 力など電気・ガスも下げた。

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