シティ株価は2年で2倍に、減配や増資はもうない-オルスタイン氏

米投資家ロバート・オルスタイン氏は、米銀 シティグループの減配や増資はこれ以上ないとみて、株価が向こう2年で2倍に 上昇すると予想している。ブルームバーグテレビジョンとの5日のインタビュー で見通しを示した。

シティの株価は過去1年で55%下落。オルスタイン氏はそれでも、資産規 模で米銀最大手のシティが向こう2年で評価損と貸倒引当金合わせてさらに 600億ドル(約6兆2300億円)を計上しても、投資妙味があると指摘する。

オルスタイン・キャピタル・マネジメントの会長として約13億ドルの資産 を運用するオルスタイン氏は「悪い知らせはまだありそうだが、既に織り込み済 みだ。株価は向こう2年で45ドル近辺となるだろう。将来を見据えないといけ ない」と語った。さらに、シティは「減配もしなければ増資もしないだろう。大 丈夫だ」と付け加えた。

シティは創業以来最大の赤字を受けて1月に41%減配しており、昨年11月 以降には、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連損失を受けて 傷んだ資本の増強で約220億ドルをアブダビやシンガポールの政府系ファンド などから調達した。株価は今月4日、複数のアナリストが損失見通しを示し、中 東の投資ファンドが増資の必要性を指摘したことから、1998年以来の安値へ下 落。5日終値は前日比5セント(0.2%)高の22.15ドルだった。

オルスタイン氏は昨年8月のインタビューでは、配当が魅力だとしてシティ 株を買い増していることを明らかにしていた。以来、株価は50%超下げている。

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