米アムバック:15億ドルの増資へ、不十分との見方で株価急落

米金融保証会社(モノライン)大手のアム バック・ファイナンシャル・グループは5日、普通株とエクイティユニットの 売り出しによる15億ドルの資本増強計画を明らかにした。

増資計画が「AAA」格付けを維持するのには不十分との見方から売りが 膨らんだ。調査会社クレジットサイツのアナリスト、ロブ・ヘインズ氏は投資 家の間では最大30億ドルの増資が予想されていたと述べた。

アムバックは2007年10-12月(第4四半期)決算で損益が過去最大の 赤字となったため、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)やムーディー ズ・インベスターズ・サービスによる「AAA」格付けの引き下げを回避しよ うと方策を模索している。最高格付けを失えば、同社が保証する5560億ドル 相当の地方債や資産担保証券(ABS)が影響を受ける恐れがあり、投資家は これらの証券の投げ売りを余儀なくされる可能性がある。

アムバックの発表によると、普通株売り出しで10億ドル、エクイティユ ニット売り出しで5億ドルの増資を実施する。ただ、へインズ氏によると、銀 行が売り出しを保証するとは示唆しておらず、失敗に終わる可能性もある。

アムバック株は前日比2.02ドル安の8.70ドルで終えた。

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