米大統領選:民主クリントン氏が挽回、テキサスとオハイオ制す(2)

4日に行われた米大統領選挙の予備選・党 員集会で、民主党ではヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州)が大 票田のオハイオ、テキサス両州を制した。クリントン氏が挽回し、対立候補の バラク・オバマ上院議員(イリノイ州)との候補指名争いは長期戦になりそう な気配だ。

クリントン氏が4日の予備選で4州のうち3州を制したことで、オバマ氏 の予備選・党員集会での連勝は11州で途絶えた。次の焦点は4月22日のペン シルベニア州。国勢調査局によると、オハイオ州と同様、白人の人口比率が8 割を超え、平均所得が全米平均を下回っている。

共和党はジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州)が同党候補の指名を獲 得。マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事は4日の予備選でテキサス、 オハイオ、バーモント、ロードアイランドの4州すべてで敗れ、選挙戦からの 撤退を表明した。

クリントン・オバマ正副大統領候補

クリントン氏は5日のCBSテレビとのインタビューで、オバマ氏との接 戦が秋にクリントン、オバマ正副大統領候補につながるかどうかを問われると、 「そうなるかもしれないが、その前にだれが大統領候補になるかをまず決める 必要がある」と述べ、含みを残した。

一方、オバマ氏は5日、記者団に対し、「候補指名争いに勝つことに集中 している」と述べ、質問は時期尚早であるとの認識を示した。

クリントン陣営は4日の結果を歓迎しているものの、獲得代議員数ではオ バマ氏が依然として100人以上の差をつけている。

今後の展開

8日に党員集会が開かれるワイオミング州ではオバマ氏が優勢とみられて いる。また11日に予備選があるミシシッピ州では黒人票の占める割合が非常 に大きい。

テキサスの予備戦(開票率99%)では、クリントン氏が51%を獲得、オ バマ氏は47%となった。オハイオ州(同99%)ではクリントン氏54%、オバ マ氏44%。

クリントン氏はロードアイランドでも勝利した一方、オバマ氏はバーモン トを制した。

無党派ウェブサイト、ザ・グリーン・ペーパーズの非公式の集計によると、 この結果、オバマ氏は少なくとも1264.5人の代議員を獲得し、クリントン氏 は1165.5人を獲得した。NBCの集計ではオバマ氏1307人に対し、クリン トン氏は1175人。候補指名を確保するには2025人が必要。いずれの候補も 必要な代議員数を確保できない場合、候補指名は795人の特別代議員によって 決定される。

クリントン氏がペンシルベニアを制したとしても、その後に予備選・党員 集会を控えている州ではオバマ氏が今のところ優勢とみられている。

さらに、クリントン氏が特別代議員によって選出された場合、民主党内部 で深刻な亀裂が生じる可能性があると専門家はみている。

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