仏クレディ・アグリコル:10-12月期は赤字に悪化-評価損響く(2)

資産規模でフランス2位の銀行、クレデ ィ・アグリコルが5日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、純損 益が赤字に悪化した。米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン関 連資産の評価損が響き、市場予想を上回る赤字幅となった。

発表資料によると、純損失は8億5700万ユーロ。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたアナリスト7人の予想中央値は、5億5400万ユーロの赤字だ った。前年同期の純損益は11億ユーロの黒字。

クレディ・アグリコルは、証券化商品の価値低下や金融保証会社(モノラ イン)の格下げを理由に、従来発表を上回る評価損を計上した。第4四半期に は、リスクが高い米住宅ローンに関連した償却分と引当金が計33億ユーロ (約5190億円)とした。昨年12月に同行は、25億ユーロを計上するとの見通 しを示していた。

同行は発表資料で、業績が「ストラクチャード・クレジット市場の危機に 深刻な影響を受けた」との見解を示した。

投資銀行部門は評価損の影響で、損益が19億ユーロの赤字に悪化。前年 同期は2億5500万ユーロの黒字だった。

フランス地域のリテール銀行部門の利益は前年同期比1%増の2億2300 万ユーロ。国際リテール銀行部門の利益は同11%減の1億700万ユーロ。イタ リアやギリシャで銀行を買収した際の統合コストが響いた。

07年通期の利益は、前年比17%減の40億4000万ユーロ。同行は配当を

4.3%引き上げ、1株当たり1.20ユーロとする計画も明らかにした。

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