午後の日本株は方向感見えず、商社高・銀行安-ボックス下限で見極め

午後の東京株式相場は、TOPIXと日経 平均株価が前日終値付近でさまよう方向感に乏しい展開。サブプライム(信用 力の低い個人向け)住宅ローンの問題を背景とした金融機関に対する損失処理 懸念が払しょくできず、不動産や銀行などが下落。一方、北海ガス田の埋蔵を 確認したと一部報道で伝えられたほか、アナリストの格上げを受けた丸紅が急 伸するなど、商社株が上昇。通信、石油・石炭株の一角も堅調。

午後1時59分時点の日経平均株価は前日比17円40銭(0.1%)高の1万 3009円68銭、TOPIXは0.49ポイント(0.04%)高の1266.15。東証1部 の売買高は概算で13億330万株。値上がり銘柄数は711、値下がり銘柄数は 887。

昼休み中の東証立会外では、約163億円のバスケット取引が成立した。

カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役は、日経平均で1月下旬に1万 2000円台まで売り込まれた後は1万3000円から1万4000円のボックス圏にあ ると指摘。足元はレンジ下限で推移し、「ボックスでとどまるのか、もう少し 下がるのか、方向性が出にくい」と、市場に広がる様子見ムードを解説する。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が16、値下がり業種が 17。上昇率の上位には石油・石炭製品、卸売業、その他製品が並ぶ。下落はガ ラス・土石製品、銀行、海運、不動産など。

米経済統計待ち

米国時間5日には、2月米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数が発 表となる。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は

47.3。同指数の50は景気の拡大と縮小の境目を示し、今回の予想では同指数 が50を割り込むものの、前月の44.6と比べると改善に向かう見通しだ。

モーニングスター調査分析部の鈴木英之・シニアアナリストは、「日本独 自の材料は少なく、海外の動向を見極めたい」と話している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE