豪10-12月期GDP:前期比0.6%増,約1年ぶり低成長-予想通り

オーストラリア統計局が5日発表した2007 年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増と、約1 年ぶりの低い伸びとなった。建設部門の落ち込みと港湾の問題による輸出減少が 響いた。

第4四半期のGDP伸び率は、ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト 24人を対象に実施した調査の予想中央値と一致した。前年同期比では3.9%増。 7-9月(第3四半期)のGDPは前期比1.1%増(改定値)だった。

成長鈍化で、オーストラリア準備銀行(RBA)は一段の利上げを先送りで きる可能性がある。RBAは4日、この約20年で最も高い伸びとなっているイン フレの抑制を狙い、政策金利を12年ぶり高水準の7.25%に引き上げた。中国の 天然資源への需要で鉱業ブームが加速し、失業率が1974年以来の低水準となる なか、豪州経済は28四半期連続で拡大している。

ウエストパック銀行のシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は統計発 表前に「08年の豪成長率は緩やかに減速するだけだと予想している」と述べた。 さらに「海外市場や金融市場の状況悪化が主要な下振れリスクとなっているが、 これまでのところ豪州への影響は限られている」と説明した。

豪ドルはシドニー時間午前11時47分(日本時間同9時47分)現在、1豪 ドル=0.9255米ドルと、発表前の同0.9264米ドルから下落。豪2年物国債 (表面利率7.5%、2009年9月償還)の利回りは1ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の6.52%。

豪株式相場は今年に入り、14%下落。米住宅不況の影響が欧州やアジアに波 及し、企業利益は縮小し、貿易相手国の景気は減速するとの懸念が背景となって いる。

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