米シティグループ株が1998年以来の安値-アナリストの損失見通しで

4日の米株式市場で、米銀最大手シティグル ープの株価が9年ぶりの安値となった。アナリスト2人がシティの2008年1- 3月(第1四半期)決算は赤字になるとの見通しを示したほか、中東の投資ファ ンドがシティの資本増強の必要性を指摘したことが手掛かり。

シティの株価はニューヨーク時間午後4時(日本時間5日午前6時)現在、 前日比99セント(4.3%)安の22.10ドルと、1998年以来の安値。シティ株の年 初来騰落率はマイナス25%で、ダウ工業株30種平均の構成銘柄ではインテルに 続いて2番目に悪い。昨年はマイナス47%と、騰落率で最下位だった。

メリルリンチのアナリスト、ガイ・モスコウスキー氏は4日付文書で、シテ ィが第1四半期にサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンや債務担保 証券(CDO)関連で150億ドル(約1兆5500億円)の評価損を計上し、1株 当たりの損益は1.66ドルの赤字になる可能性が大きいとの見方を示した。

モスコウスキー氏はローン損失の可能性について「われわれは引き続き懸念 している」と指摘。シティが370億ドルに上るサブプライムローンや関連証券残 高について評価額を現行の市場価格に合わせて引き下げるまで「なおかなり長い 道のりだ」との見方を示した。

ゴールドマン・サックス・グループのアナリスト、ウィリアム・タノナ氏は 1株当たりの損益見通しを1ドルの赤字と、これまでの15セントの黒字から修 正した。従来予想は「分析モデルで計算ミス」があったと説明した。

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