欧州債:上昇、2年債利回り3.17%-株安で安全投資の需要高まる

欧州国債相場は上昇。米国のリセッション (景気後退)懸念を背景に株式相場が下落したのを受けて、安全投資としての国 債需要が高まった。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融機関に対し住宅ロー ンの元本削減を呼び掛けたのに加え、アナリストが米シティグループとゴールド マン・サックス・グループの利益見通しを引き下げたことを背景に、ドイツ2年 債利回りは低下し、2週間ぶりの低水準まで4ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)未満に迫った。また、安全度が低いとみなされる資産からの資金流出 で、ドイツ10年債に対するイタリア10年債の上乗せ利回りはほぼ10年ぶりの 幅に拡大した。

カリヨンの債券戦略部門責任者、デービッド・キーブル氏(ロンドン在勤) は、「市場は大きなパニックの最中にある」と述べた上で、「多少ともリスクが あれば買い手がつかない。リスク期間が短い短期債が好調だ」と指摘した。

2年債利回りはロンドン時間午後5時43分までに、前日比5bp下げ

3.17%。一時は3.11%まで低下した。同国債(2009年12月償還、表面利回り 4%)価格は0.08ポイント上げ101.39。10年債利回りは6bp下げ3.79%と なった。

この日のイタリア10年債とドイツ10年債の利回り格差は49bpと、61b pだった1998年10月以降で最大となった。

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