カナダ中銀:0.5ポイント利下げ、政策金利3.5%-追加策も示唆

カナダ銀行(中央銀行)は4日、政策金利 である翌日物貸出金利の目標水準を0.5ポイント引き下げて、2006年3月以 来の低水準となる3.5%に設定した。0.5ポイントの大幅利下げは2001年以 来で初めて。同中銀は対米輸出鈍化の悪影響を相殺するため、一段の措置を講 じる姿勢も示唆した。

2月1日に就任したカーニー総裁にとっては最初の政策決定となった。ブ ルームバーグ・ニュースが実施した調査によると、エコノミスト26人中、

0.5ポイントの利下げを予想していたのは13人だった。

カナダ中銀は声明で「短期的に一段の金融刺激策が必要になる可能性が高 い」と指摘。景気減速の兆候が「現実のものになりつつあり、一部では強まり つつある」との見解を示した。

カナダ中銀は対米輸出の減少により、2008年の経済成長率が1.8%と7 年ぶりの低水準になると予想している。貿易収支に関しては1999年以来で初 めて黒字ではなくなるとの見通しを示している。この日の大幅利下げにより、 製造業の競争力を弱めているカナダ・ドルの上昇に歯止めがかかる可能性があ る。

カナダ中銀は声明で「米景気減速が従来予想よりも深刻で長期化する可能 性が高い。それにより世界経済に多大な悪影響が波及する」との認識を示した。

外国為替市場ではカナダ・ドルが米ドルに対して下落。トロント時間午前 11時39分現在、0.7%安の1米ドル=99.65カナダ・セントで推移している。 昨年11月7日には90.58セントと、過去最高値を更新した。カナダの10年 物国債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の

3.60%。

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