豪ドル:下落、利上げ中断との観測広がる-豪10年債利回り低下

4日の外国為替市場で、オーストラリア・ ドルは米ドルに対し下落。オーストラリア準備銀行(RBA)のスティーブン ス総裁は2007年半ば以来の利上げ幅は「かなりの規模」となっており、消費 者需要に減速の兆しがみられつつあると指摘、利上げの中断を示唆した。

豪10年物国債の利回りは約1カ月ぶり低水準に下落。この日発表された 1月の豪小売売上高の伸び率は予想に反し前月比変わらずとなり、資金調達コ ストの上昇で景気が減速し始めていることが示された。1991年以来の高い伸 びとなっているインフレの抑制を目指し、RBAは同日、政策金利を12年ぶ り高水準の7.25%に引き上げた。

ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏 (シンガポール在勤)は「豪ドルはかなり大きな打撃を受けている」と指摘。 「声明は予想よりハト派的だった。市場は、今では政策金利がピークに達した 可能性が高いと考えている。そのことが高利回り通貨としての輝きの一部を奪 っている」と説明した。

豪ドルはシドニー時間午後3時半(日本時間同1時半)現在、1豪ドル=

0.9282米ドルと、アジア時間前日遅くの同0.9316米ドルから下落。2月 29日には同0.9498米ドルと、1984年3月以来の高値を付けていた。対円で は、1豪ドル=95円93銭。前日は同95円90銭だった。

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