午後の日本株:銀行中心にTOPIXが小安い、信用収縮への警戒感

午後の東京株式相場は、再びTOPIXが 小安い水準で推移している。米証券大手各社の業績の先行き不安が根強いこと に加え、この日の米国市場ではバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議 長の講演を控えており、米国で金融不安や信用収縮への不安感が再燃すること への警戒感が根強い。銀行や不動産株の下落がTOPIXを押し下げている。

一方、前日の国際商品市況で原油や金など商品先物相場が最高値を更新し たことで、非鉄金属や鉱業などの資源関連銘柄には引き続き買いが先行。

午後1時35分時点の日経平均株価は、前日比49円56銭(0.4%)安の1 万2942円62銭、TOPIXは9.12ポイント(0.7%)安の1262.03。東証1 部の売買高は概算で13億8139万株。値上がり銘柄数は539、値下がり銘柄数 は1064。

一方、昼休み中の東証立会外では約841億円のバスケット取引が成立した。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストは、先週はバーナンキF RB議長の発言がニューヨーク、東京市場の下落につながった点について言及、 「議長講演が注目される」と話した。

バーナンキ議長は2月28日の上院銀行住宅都市委員会での証言後の質疑 応答で、米銀の破たんの可能性について言及。「恐らく一部の銀行は破たんす るだろう。例えば、価格が下落している地域の不動産に重点的に投資し、圧力 を受けている小規模で、多くの場合、新規の銀行だ」と述べ、同日の米国株や 翌日の日本株市場で金融株が売られるという動きがあった。

このほか、サンフォード・C・バーンスティーンは3日付のリポートで、 ゴールドマン・サックス・グループなど米証券大手5社の2008年と09年の通 期利益見通しを下方修正した。評価損の拡大を理由に挙げるとともに、市場の 回復には3年を要する可能性があると指摘している。

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