オーストラリア:08-09年度の商品輸出、5年連続で過去最高の見通し

オーストラリアの2008-09会計年度(08 年7月-09年6月)の国際商品輸出は、主に中国による製鉄向け原材料需要に けん引され、5年連続で過去最高となる見通しだ。豪州は世界最大の石炭や鉄 鉱石、羊毛の輸出国。

オーストラリア農業資源経済局(ABARE)が4日発表した資料によれ ば、08-09年度の商品輸出総額は1891億豪ドル(約18兆3300億円)に達 する見通し。07-08年度(07年7月-08年6月)は1456億豪ドル(改定値) が見込まれている。

豪州の商品輸出上位5位を占める鉄鉱石、コークス、火力発電用石炭、金、 原油の価格は今年、過去最高値を更新し、BHPビリトンなどの生産者に恩恵 をもたらしている。資料によると、中国では今年、堅調な経済成長が予想され ており、これに伴い、豪州の資源に対する需要は旺盛とみられている。

米銀大手JPモルガン・チェースと提携しているオード・ミネットのアナ リスト、ピーター・アーデン氏はメルボルンから電話取材に応じ、「中国は輸出 の伸びをけん引する最大の潜在能力を持つ飛び抜けた国だ」と指摘。「見通しは 非常に明るい」と述べた。

ABAREは1-3月期のリポートで、「中国の継続的な高成長と工業化、 都市化が国内の資源を圧迫している」と説明し、「このことから中国は世界市場 において戦略的に重要な存在となり、豪商品業界に輸出拡大の機会を提供する 可能性がある」との見方を示した。

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