ユーロ圏10-12月GDP改定値:0.4%増-個人消費の減少響く(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が 4日発表したユーロ圏の2007年10-12月(第4四半期)実質GDP(域内総生 産)改定値は前期比0.4%増と、2月14日に発表された速報値と変わらずとなっ た。

輸出や投資の伸びが鈍化したほか、個人消費が6年ぶりに減少したことが響き、 7-9月(第3四半期)の0.7%増からは減速した。ユーロ圏経済の約6割を占め る個人消費は0.1%減と、01年10-12月期以来初の減少となった。

07年10-12月期GDPは前年同期比では2.2%増と、速報値の2.3%増から 下方修正された。

失業率が過去最低水準に低下したにもかかわらず、パンや牛乳、ガソリンの大 幅な値上がりが一般家庭の購買力を低下させている。また、米景気減速で欧州製品 への需要が減退しているのに加え、対ドルで過去最高値を付けたユーロが輸出競争 力を低下させていることが、企業投資の縮小を促している。

リーマン・ブラザーズのエコノミスト、サンドラ・ペトコフ氏(ロンドン在 勤)は、「企業が投資に対してさらに慎重になっているのは資本だけではなく、雇 用もだ」と指摘。「急速に改善した雇用の伸びは続かないとみられるため、消費の 力強い回復はないだろう」との見方を示した。

10-12月期の輸出は前期比0.5%増と、7-9月期の2.1%増から伸びが鈍化 した。企業投資は0.8%増と、前期の1.2%増を下回った。

一方、ユーロスタットが同日発表した1月のユーロ圏生産者物価指数は、前年 同月比4.9%上昇し、1年5カ月ぶりの高い伸び率となった。昨年12月は4.3%上 昇。1月の上昇率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中 央値と一致した。1月の指数は前月比では0.8%上昇となった。

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