新日本監査法人:所属会計士が株式のインサイダー取引-自主調査(2)

国内最大手の新日本監査法人は3日、所属 会計士1人が株式のインサイダー取引をしていたとの自主調査結果を発表した。 証券取引等監視委員会からも調査を受けているという。公正な資本市場確立の ため企業会計を監査する立場の会計士によるインサイダー取引の発覚は初めて とみられる。今後2カ月程で原因究明と再発防止策の策定を急ぐ。

発表によると、2007年6月末まで所属していた会計士が監査を担当してい た上場企業2社の財務情報をもとに、知人女性の借名口座などを使って株式を 売買し利得を得ようとしたが、結果的に約265万円の損失が発生したという。 3日付の日本経済新聞朝刊は、監視委はこの会計士に課徴金を科すよう金融庁 に勧告する方針と伝えている。

新日本の水嶋利夫理事長は同日午前に記者会見し、「市場関係者に誠に申 し訳なく心からお詫び申し上げる」と陳謝。今後は、外部有識者による第三者 委員会を設置し、全社員を対象にした株取引の実態調査を実施して再発防止策 を取りまとめるという。同監査法人の信用を失墜したとしてこの会計士に対し て損害賠償請求などを検討していく方針を示した。

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