米金融機関の業績に不安広がる-株価指数を売る権利の取引が活発化

3日のシカゴ・オプション取引所(CBOE) で、米国の株価指数を売る権利(プット)が買う権利(コール)の2.12倍の出 来高となり、この比率は昨年9月25日以来、約5カ月ぶりの高さだった。金融 機関の収益が従来予想よりも低くなるとの懸念が広がったためだ。

米メリディアン・エクイティ・パートナーズ(ニューヨーク)のオプション ストラテジスト、マイケル・マカーティ氏は、「プットが買われているのはより 多くの保険が掛けられているということで、投資家の不安を示している」と述べ、 「市場に懸念が広がっていることを表している」と語った。

メリルリンチとオッペンハイマー、サンフォード・C・バーンスティーンの アナリストらは米証券大手の利益見通しを引き下げた。これを受け、金融株に連 動する上場投資信託のファイナンシャル・セレクト・セクター・SPDR・ファ ンドは前週末比1.7%安の25.40ドル。同投信のオプションのコストは2週間 ぶりの高さとなった。

また、保険最大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) のインプライド・ボラティリティ(予想変動率)は5.7%上昇して2週間ぶり 高水準の48.85となった。著名投資家ウォーレン・バフェット氏は保険業界の 「宴(うたげ)は終わった」と発言している。

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