独VW:スカニアの経営権を取得-独MAN買収に向け前進か

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(V W)は3日、スウェーデンのトラックメーカー、スカニアの経営権を取得した と発表した。これで独大手トラック生産大手MANの買収に向け、道が開けた ことになる。

VWの資料によれば、同社はスウェーデンの投資会社インベストールが保 有していたスカニア株を176億スウェーデン・クローナ(約2940億円)で買い 入れた。スカニア株を1株につき200クローナで取得し、VWのスカニアに対 する議決権は従来の38%から68.6%に上昇した。

VWの商用車部門がMANとスカニアと合併するとの見方もあったが、こ うした観測に終止符が打たれた。VWはMANの筆頭株主でもある。

VWのマーティン・ウィンターコーン最高経営責任者(CEO)は資料で、 スカニア株取得の重要性を強調。スカニアのブランドは引き続き残り、従業員 が関与する再編などの計画はないという。

MANは2006年9月、スカニアに対し103億ユーロ(約1兆6100億円) での買収を提案したものの失敗。当時すでにスカニアの筆頭株主となっていた VWは、MANの提案を拒否した上で、MANの株式29.9%を取得し、提携に 関する協議を始めていた。

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