2月のユーロ圏消費者物価:3.2%上昇-ユーロ導入来の高水準(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が 3日発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比3.2%上昇 となった。インフレ率は前月から変わらずで、引き続き1999年のユーロ導入以来 の高水準となった。景気が減速しているものの、欧州中央銀行(ECB)に対する 金利据え置き圧力が続く兆候が示された。

ブルーグバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト41人を対象とした調査中 央値でも、前年同月比3.2%上昇と見込まれていた。

小麦や大豆、トウモロコシを含む食品価格とともに、原油価格が今年に入り最 高値圏まで上昇したことを受け、2008年のインフレ率はECBの2%未満の目安 を9年連続で上回る可能性がある。ECB政策委員会メンバーのウェーバー独連銀 総裁は先週、市場で見受けられる利下げ観測はインフレリスクの程度を「明らか に」過小評価していると指摘していた。

インベステック・セキュリティーズのエコノミスト、デービッド・ページ氏 (ロンドン在勤)は、「欧州景気が鈍化しており、各種調査は成長率がトレンドを 下回ることを示している。これがある程度のインフレ緩和圧力となるだろう」と述 べた上で、「だが今のところ、ECBはインフレに対する責務を強調し、利下げに 関する手掛かりをあまり多く与えたくないのだ」との分析を示した。

ECBは6日に定例政策委員会を開くとともに、景気およびインフレの改定見 通しを発表する。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト54人を対象 とした調査では、全員が金利据え置きを見込んでいる。

ユーロスタットは14日に2月の消費者物価指数の改定値を発表する。

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