英HSBC:昨年21%増益-新興市場好調でサブプライム損穴埋め(2

時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホー ルディングスが3日発表した2007年通期決算は、前年比21%増益となった。新 興市場での融資の伸びが、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 関連での損失を穴埋めした。

発表によれば、純利益は191億ドル(1株当たり1.63ドル)と、前年の 158億ドル(同1.39ドル)から増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたア ナリスト13人の予想中央値(187億8000万ドル)も上回った。

HSBCは、香港や中国、インドなど急速に成長している市場で利益を拡大 し、米国への依存度を低下させた。スティーブン・グリーン会長はリスクの高い 融資を縮小し、不良債権を扱う複数の部門を閉鎖した後、先月、米部門トップに ブレンダン・マクダナ氏を指名した。発表によれば07年の不良債権は172億ド ルと、06年の106億ドルから増加した。

キーフ・ブルイェッテ・アンド・ウッズのアナリスト、ジェームズ・ハスト ン氏(ロンドン在勤)は、「HSBCは、整然とサブプライム関連事業を縮小す る必要がある」と述べたものの、「資産の売却が一段と厳しい市場環境になって いる」との見方を示した。同氏はHSBC株の投資判断を「マーケットパフォー ム」としている。

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