アジア株:1カ月ぶり大幅下落-信用損失拡大で米リセッション懸念

3日のアジア株式相場は、ほぼ1カ月ぶりの 大幅下落となった。金融機関で信用市場関連の損失が膨らみ、米経済をリセッ ション(景気後退)に追いやるとの懸念が強まった。

日本市場では武富士が安い。デリバティブ(金融派生商品)取引で300億 円の損失を計上する可能性が嫌気された。円がドルに対し3年ぶり高値となっ たことから、トヨタ自動車も売られた。オーストラリアでは、鉱山会社BHP ビリトンが下げを主導。在庫増加と需要が落ち込むとの観測から、銅相場が安 くなったことが材料となった。

ドイツ銀行で約10億ドル相当の資産運用に携わるトム・マーフィー氏 (シドニー在勤)は、「疑いもなく米景気が縮小している。株式相場軟調は、金 融株以外にも今後数カ月間広がり続けるだろう」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時14分現在、前週末比3.1% 安の143.05。このまま引ければ下落率は2月6日以来で最大となる。先月の

2.8%上昇分を吹き飛ばす格好だ。

日経平均株価の終値は前週末比610円84銭(4.5%)安の1万2992円18 銭。豪州のASX200指数は3%安、韓国総合株価指数は2.3%安で終了した。

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