タイの株式と債券、バーツ相場は上昇の可能性-資本流入規制撤廃で

タイ中央銀行が景気浮揚を目指し、同国に 流入する資本への規制を撤廃したことから、タイの株式と債券、バーツ相場は この先、上昇する可能性がある。

タイ中銀は予定を2カ月前倒しして2月29日に規制廃止を発表し、これを 受けて同日のバーツ相場が少なくとも1年ぶりの大幅上昇となった。規制撤廃 により、海外の債券ファンドは今後、投資資金の30%を1年間銀行口座に預金 する必要がなくなる。今回の発表はタイの株式・債券市場の通常取引終了後に 行われた。

UOBアセット・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー のコラワット・リーナバンチョン氏は同規制撤廃について、「市場では驚きを もって受け止められた」と述べ、過去1年3カ月の間、資本規制を課せられて いた海外投資家がタイ市場に戻ってくるだろうとの見方を示した。

タイ中銀は、バーツの上昇ペース減速と輸出業者の保護を目的に、国内に 流入する資金への制限を設けていた。同国では内需と輸出の回復に伴い、昨年 10-12月(第4四半期)の経済成長率は5.7%となり、中銀は規制撤廃に向け て自信を強めた。

バークレイズのアジア担当エコノミスト、ニコラス・ビビィ氏(シンガポ ール在勤)は「バーツ相場はさらに上昇するだろう」と指摘。「向こう1年で、 バーツはオンショア市場で約7%上昇し、1ドル=29.5バーツに達する見込み だ」と述べた。

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