外為市場でノルウェー・クローネが人気-高金利や貿易黒字が後押し

外国為替市場で信用関連損失の影響を免れて いる通貨を探しているトレーダーらは、ノルウェー・クローネを買い入れてい る

ノルウェーは5年ぶりの高金利となっている上に、1バレル=100ドルを 突破した原油相場のおかげで貿易黒字が膨らんでいる。昨年6月に米サブプラ イムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が始まって以来、クローネ は15.5%高と、世界の主要16通貨の中では日本円とスイス・フランに次ぐ大 きな上昇率だ。

FXコンセプツ(ニューヨーク)で120億ドル相当の為替運用を手掛ける ジョン・テーラー氏は、クローネの上昇局面はまだまだ終わらないと予想する。 「われわれのクローネ保有はこれまでにないほど大きい。ユーロや円、カナダ・ ドルなど多くの通貨に対し、良いように見えるからだ」と話す。

シティグループは、クローネが今年、ユーロに対し8%、対ドルで6%、 対円で12%上昇すると予想。同行が統計を取っている19通貨の中で最も大き く上昇するとしている。

UBSのアナリスト、アリナ・アニシュチャンカ氏によれば、同行を通じ て取引するヘッジファンドや富裕層は、過去5カ月のうち4カ月で、クローネ をドルとユーロに対し買い越した。富裕層のクローネ買い入れは先月、倍にな ったという。

クローネは先週、1ドル=5.2131クローネで取引を終えた。一時は5.1770 クローネと27年ぶりの高値となった。対ユーロでは1ユーロ=7.9127クロー ネ。クローネは今年、英ポンドに対し4%高、対ユーロでは0.2%高となって いる。

日本と面積がほぼ同じノルウェーだが、人口は25分の1の470万人にすぎ ない。国際エネルギー機関(IEA)によれば、ノルウェーはサウジアラビア、 ロシア、イラン、ナイジェリアに続く世界5位の石油輸出国。

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