中国CSI300指数はさらに20%下落も-香港上場株との格差拡大で

中国本土上場株(本土株)の指標、CSI300 指数は昨年10月に付けた過去最高値から20%下落し、少なくとも3年ぶりの大 幅安を記録した。経験則に従えば、さらに20%下落する可能性がある。

CSI300指数のPER(株価収益率)は現在41.12倍で、香港に上場する 本土株の指標、ハンセン中国企業株(H株)指数(19.71倍)の2倍以上と、こ れまでの平均だった1.65倍を上回る水準にある。銅生産中国2位の江西銅業は、 本土株のPERが30.26倍なのに対し、H株は11.88倍にとどまっている。

CSI300指数が過去4カ月で過去最高値から下落し、いわゆる弱気相場入 りしたにもかかわらず、本土株とH株のPERの格差は拡大した。前回、本土 株のPERがH株を上回った時には、その後1カ月で本土株が15%下落した。

上場米資産運用会社2位レッグ・メイソンの新興市場株ファンドマネジャ ー、デービッド・ラゼンビー氏は「簡単に言えば、本土株のPERにはまだ低 下の余地がある」と指摘。H株指数が32%下落した一方、本土株は「割高なの にもかかわらず、まだ十分に下落していない」との見方を示した。

ラゼンビー氏は昨年前半に中国株を「オーバーウエイト」にしていたが、 9月末には中国鉄鋼最大手の宝山鋼鉄を含むすべての人民元建て保有資産を売 却したという。

本土株とH株のPER格差が過去の平均に戻るためには、CSI300指数が

3696.87に下落し、PERが32.52倍に低下する必要がある。これは先週の終値 (4674.55)からさらに21%下落することを意味する。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCS I指数がH株より割高な理由の1つには、中国政府が外国資本の本土株投資を 制限していることもある。

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