日本株:全面安でTOPIX1300割れ、円高や信用収縮-揺らぐ2番底

週明け朝方の東京株式相場は大幅続落。外 国為替相場で対ドルでは3年ぶりの円高が進んでいるため、トヨタ自動車やソ ニーなど輸出関連株が下げ拡大。国内外金融機関の追加損失に伴う信用収縮懸 念から、みずほフィナンシャルグループなど金融株にも売りが増加している。 東証1部業種別33指数は全業種が下げ、TOPIXは2月13日以来となる 1300ポイント割れ。

立花証券の平野憲一執行役員は、「米国の足元の景況感が厳しいことや円 高から売りが増加している」と指摘。1月安値後の相場の2番底と見られてい た2月8日の安値(日経平均終値1万3017円)に接近し、市場の関心は「同 水準を維持できるかどうかの1点にかかっている」(同氏)という。

午前9時18分時点の日経平均株価は前週末比461円44銭(3.4%)安の 1万3141円58銭、TOPIXは45.09ポイント(3.4%)安の1279.19。東証 1部の売買高は概算で2億273万株。値上がり銘柄数は69、値下がり銘柄数は 1380。

対ドルで3年ぶり103円台

外国為替市場で急激なドル安・円高が進んでいる。米連邦準備制度理事会 (FRB)がドル安を景気支援につながるとみているとの思惑がドルへ売りに つながり、先週末のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で103円台と3 年ぶり安値に下落、対ユーロでは過去最安値を更新し、主要6通貨に対するド ル指数は1973年の統計開始以来の水準に低下した。

東京時間午前では103円2銭まで対ドルで円高が進んでおり、収益先行き 懸念から輸出関連株中心に売りが増加している。

日立プラTや武富士が売り気配

個別に材料が出ている銘柄では、08年3月期の連結純損失が拡大するもよ うとなった日立プラントテクノロジーが売り気配で始まった。欧米企業の信用 リスクを扱う金融派生商品関連の金融取引で、最大300億円の損失を計上する 見込みと3日付の日本経済新聞朝刊が報じた武富士も売り気配。減益観測が高 まった新日本製鉄も大幅安。

半面、カカクコムやユニ・チャーム、ニトリ、日本新薬などが高い。クレ ディ・スイス証券が格上げしたNTTは先週末終値を挟んでの動き。

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