住友不販売株が大幅続落、中古住宅の価格調整を懸念-大和総は格下げ

住友不動産販売の株価が大幅続落。中古住宅 取引市場の調整色が強まっていることから、業績悪化を懸念した売りが先行して いる。大和総研が2月29日に投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3 (中立)」に引き下げたことで、株価の下落に拍車がかかっている。

午前終値は前週末比350円(7.8%)安の4120円で、2月12日に付けた52 週安値4060円に迫った。

大和総研の中川雅人アナリストは「今後、個人住宅は新築分譲マンション同 様に売主・買主ギャップが十分に縮小するまで価格調整と取引件数鈍化が継続す る公算が大きい」(29日付のリポート)と指摘。当面の市場環境を勘案し、今 期(08年3月期)以降の業績予想を下方修正した。リポートによると、現状で は売主と買主の希望価格ギャップは2割程度に拡大していると推定されるという。

今期の1株利益(EPS)予想を従来予想の507円から465円、来期を559 円4銭から496円5銭、再来期を629円4銭から549円にした。前週末2月29 日の株価終値4470円から計算した今期予想PERは9.6倍(従来予想では8.8 倍)になる。

ただ中川氏は、「不動産流通業界における競争力と高効率を評価するスタン スに変わりはなく、長期視点では魅力的な投資タイミングが継続するといえよ う」と述べ、住宅市況の動向を見極めながら、投資判断を再度見直したいとして いる。

中川氏は同じく、中古住宅市場の悪化を理由に東急リバブルの投資判断も 「1(買い)」から「3(中立)」に引き下げた。東急リバブルの午前終値は 66円(7%)安の873円。

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