午後の日本株は輸出や金融中心に安い、円高と信用懸念-月足にも関心

午後の東京株式相場は下落。米国景気懸 念と対ドルで104円台での円高から、トヨタ自動車やソニー、キヤノンなど輸 出関連株が安い。売買代金首位のみずほフィナンシャルグループが午後に一段 安となるなど、米地方銀行の破たん警戒による信用収縮懸念から金融株の下げ もきつい。相場の先行き不透明感で野村ホールディングスなど証券株も下落率 上位となっている。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「日経平均株価の 1万4000円達成で売りが出やすいところに、対ドルで105円を突破した円高 で下げが加速した」と見ている。ただし、午前は日経平均が25日移動平均線 (1万3522円)の直前で下げ止まっており、「チャート上からは売りが一巡 してもおかしくない」(同氏)としていた。

午後1時47分時点の日経平均株価は前日比316円52銭(2.3%)安の1 万3608円99銭、TOPIXは28.95ポイント(2.1%)安の1324.15。東証1 部の売買高は概算で13億2702万株。値上がり銘柄数は266、値下がり銘柄数 は1394。

一方、昼休み中の東証立会外では約514億円のバスケット取引が成立した。

午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が電気・ガスの みで、値下がり業種が32。下落率上位では不動産、その他製品、証券・商品先 物取引、銀行、輸送用機器、海運となっている。

陽線・陰線の分かれ道は1万3517円

きょうは2月最終売買日で、チャート上では2月の月足が確定する。日経 平均の月足は、昨年10月から今年1月まで4カ月連続でローソク足の陰線が 続いている。4カ月連続の陰線は、バブル崩壊後安値となった03年春以降の 相場では今回が3回目の出現となる。

2月1日始値の1万3517円をきょう終値が上回れば、5カ月ぶりの陽線 となる一方、下回れば初の5カ月連続陰線になる。2月は1月安値後の反発局 面がここまで続いていることから、市場では「昨年9月以来の陽線となれば、 3月も戻り相場が期待される」(十字屋証券の岡本征良投資情報室長)と期待 する声も出ている。