MFグローバル:ブローカーの小麦不正取引で150億円損失

上場先物やオプションの取引で最大手のM Fグローバルは28日、同社のブローカーが小麦市場で権限を「大幅に上回る」 取引を行ったことを明らかにし、損失を補てんするため1億4150万ドル(約150 億円)を引き当てると発表した。

MFグローバルは28日、同社のブローカー、エバン・ドーリー氏(40)が 27日朝、「権限を超える」小麦先物取引を行ったことを明らかにした。これを受 け、同社のニューヨーク市場の株価は28%下げ、昨年7月の上場以来、最大の 下落率を示した。バミューダを拠点とするMFグローバルは、同社が取引を決 済する義務があると発表。米テネシー州メンフィスで勤務していたドーリー氏 は解雇された。

ケビン・デービス氏が最高経営責任者(CEO)を務めるMFグローバルは、 1人の従業員による不正取引で多額の損失を出した企業としてはことしに入っ て少なくとも2社目となる。仏銀大手ソシエテ・ジェネラルは1月24日、当時 同社のトレーダーだったジェローム・ケルビエル氏が、欧州株式指数のポジシ ョンを積み上げ、49億ユーロ(約7800億円)の損失を出したうえ、それがヘッ ジされているよう見せかけるため文書や電子メールを偽造していたことを明ら かにした。ケルビエル氏は、ソシエテ・ジェネラルは不正行為に気付いていた と主張している。

金融サービスコンサルタント会社エイト・グループ(ボストン)のアナリ スト、アダム・オノレ氏は「これらはすべて、取引や決済、リスク管理システ ムがどう機能しているか、そして、問題につながる間隙がどこにあるかを十分 に理解している人物による行為だ」と指摘。「ソシエテ・ジェネラルのケースが もう1つの例だが、今回が最後にはならないだろう」との見方を示した。

MFグローバルの広報担当者、ダイアナ・デソシオ氏によると、ドーリー 氏は2005年11月に同社に入社した。規制当局の記録によると、同氏は入社前、 「ドーリー・トレーディング」を含め少なくとも6社に所属していた。ブルー ムバーグ・ニュースは、メンフィスのドーリー氏名義の電話番号に連絡し、留 守番電話に伝言を残したが、応答はなかった。

-- With reporting by Edgar Ortega and Samar Srivastava in New York; Heather Smith in Paris; Nandini Sukumar and Tom Cahill in London; and Jeff Wilson and Tony Dreibus in Chicago. Editors: Otis Bilodeau, Gregory Mott

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