米デル11-1月:予想外の減益、小売店販売強化実らず-株価下落(2)

パソコンメーカー世界2位の米デルが28日 発表した2008年度第4四半期(07年11月-08年1月)決算は、小売店販売の 強化が利益拡大につながらず、予想外の減益となった。決算発表後の時間外取 引では株価が一時5.6%下落した。

純利益は前年同期比6%減の6億7900万ドル(1株当たり31セント)。前 年同期は7億2600万ドル(同32セント)。一部費用を除いた1株利益は34セ ントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想(36セント)を下回った。 売上高も同10%増の160億ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想 平均(162億ドル)を下回った。

直販から小売店販売へと軸足を移すマイケル・デル最高経営責任者(CE O)の経営戦略は、アナリストの見通しほど速いペースで業績回復につながっ ていない。エドワード・ジョーンズのアナリスト、ウィリアム・クレハー氏に よると、米国内で個人顧客が増えた一方、製品価格の低下が業績をしたという。

クレハー氏は、インタビューで「小売店販売の道は開いたが、コストはど うだったかということだ」と指摘。「デルは販売数量を増やす試みとして、価格 をかなり引き下げたようだ」と語った。

デルのドナルド・カーティ最高財務責任者(CFO)は、決算結果は同社 の予想に合致したと説明。電話インタビューに対して「われわれは今後、アナ リストにガイダンスを提供しない」とした上で、「アナリスト予想は、各アナリ ストの推測に基づくものだ。決算結果はわれわれが向かおうとしている方向に かなり沿った水準であり、非常に満足している」と語った。

同社の28日株価終値は、前日比10セント高の20.87ドル。年初からの騰 落率はマイナス15%。時間外取引では一時19.71ドルと、終値に比べ1.16ドル 下落した。