HSBC傘下のSIVアッシャー、救済策で債券保有者の損失は70%に

英銀大手HSBCホーディングスによる傘 下のストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)、アッシャー・ ファイナンス救済策は、クレディ・スイス・グループのスペイン部門など債券 保有者が70%の損失を受ける内容になる見通しだ。

資産運用会社クレディ・スイス・ヘスティオン(マドリード)が26日提出 した当局への届出書によると、HSBCはクレディ・スイス・ヘスティオンに 対し、アッシャー債額面の約30%相当の新債券を提供する可能性がある。クレ ディ・スイス・ヘスティオンはメザニン債と呼ばれる同債券を売却しようとし たが、額面の5%以下しか回収できなかった。

カリヨンの信用アナリスト、ハープリート・パーハー氏(ロンドン在勤) は「何もないより30%の方が良い」と語り、「再編がなければ、アッシャーのメ ザニン債投資家は最終的に何も得られなかった可能性がかなりある」と述べた。

市場でSIV発行の短期債券が敬遠されるようになったことから、HSB Cや米シティグループなどはSIVの破たん回避に向けて救済に踏み切ってい る。

HSBCがアッシャーを再編するのは、債務返済に向けて同SIVが資産 の投げ売りに追い込まれないようにするため。アッシャーの債務残高はメザニ ン債4億6800万ドル(約490億円)相当を含めて59億ドル。