博展株が買い気配、ヘラクレス上場-イベント展示用広告の企画・制作

大証ヘラクレス市場にきょう新規上場した 博展の株価が買い気配で始まっている。午前9時16分時点の気配値は公開価格 (9万5000円)を4000円(4.2%)上回る9万9000円で、差し引き2600株程 度の買い越し。公開株数は5400株(公募2600株、売り出し2800株)。主幹事 はみずほインベスターズ証券が務める。

同社は、各種イベント展示用広告や、企業の広告活動・販売促進イベントに おける企画・制作を手掛ける。また、ブランド構築に関連したロゴデザイン、キ ャッチコピーの制作、企業広告や製品広告を目的にしたグラフィックデザインや テレビCMをはじめとした映像制作なども運営。顧客は幅広い業種の民間企業の ほか、官公庁や学校まで多岐に渡り、「特定のクライアントに偏っていないこと で、安定感がある」(丸和証券調査情報部の大谷正之次長)との声が聞かれる。

2008年3月期の予想単独業績は、売上高が前期比5.4%増の33億4000万円、 営業利益は同43%増の3億3000万円。1株当たりの純利益は1万93円を見込 む。公開価格から算出した予想PER(株価収益率)は9.4倍。調達する資金は、 制作スタジオの統合や本社の拡張に充てる予定だ。

丸和証の大谷氏は、「類似企業が少なく希少性がある」上、数少ない同業他 社である乃村工藝社のPERが15倍程度であることを勘案すると、「割安感が ある」(同氏)としていた。