豪セントロの7-12月:11億豪ドルの赤字、過去最大-評価損響く

オーストラリアのセントロ・プロパティー ズ・グループが29日発表した2007年7-12月(上期)決算は、純損益が過去 最大の赤字となった。米国に保有する670余りのショッピングモールの評価額を 引き下げたことが響いた。同社が計画している49億豪ドル(約4860億円)の債 務の借換期限は4月30日。

発表資料によれば、純損失は11億豪ドル。前年同期は1億5730万豪ドルの 黒字だった。昨年52億米ドル(約5450億円)で購入した米ニュー・プラン・エ クセル・リアルティー・トラストの評価額を、5億7800万豪ドル引き下げた。

セントロは過去2カ月間、ファンドの権益売却や債務返済に努めるとともに、 投資家や債権行に対し同社がショッピングモールを保有し続けるべきだとの説得 を試みている。セントロの保有資産の約62%は米国にあるが、小売売上高の鈍 化やリセッション(景気後退)入りの恐れのなか、同国でのセントロの不動産は 価値が8.8%下落している。

マキシム・アセット・マネジメントのマネジングディレクター、ウィンスト ン・サマット氏(シドニー在勤)は、「米景気の先行きが厳しいことからみて、 非常に困難な課題だ」と指摘しながらも、「債権行が完全に支配権を握るのでは なく、解決策を見いだそうとしていることを踏まえ、私はセントロが駄目になっ たという考えには傾いていない」と述べた。

シドニー市場での取引でセントロ株は、現地時間午後1時半(日本時間午前 11時半)現在、前日比10%安の51.5豪セントで、時価総額は4億3500万豪ド ル。セントロ株は同社が昨年12月17日に、世界的な信用収縮のなかで債務借り 換えが困難になっていると発表して以降、91%余り下落している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE